こんにちは。
前回のブログで「米国株の資産運用を始める!」というところまで決めたのですが、米国株を買う前に、米国株の基本的な知識を知る必要があるなと思いました。そこで、米国株を売買する場所、つまり株式市場について今回はお話したいと思います。
まず、米国には「ニューヨーク証券取引所」と「ナスダック」という2つの株式市場があります。
ニューヨーク証券取引所
ニューヨーク証券取引所はNYSE(New York Stock Exchange)と略して表示されます。有名なウォールストリート街にあり、歴史的にも2番目に古く、市場規模は世界最大級です。「Big Board(ビック・ボード)」という名称でも呼ばれています。東京証券取引所の合計※時価総額は2020年7月末で約587兆円ですが、NYSEはなんとアメリカドルで25兆ドル(2020年4月末)、、、つまり円だと2500兆円ほどですね。東京証券取引所の4倍近くあります。額が大きすぎてピンときませんが、そんな大きな市場の取引にも1ドルから参加できる米国の株式投資って何だか夢がありますよね。
NYSEは上場するための審査も世界一厳しいとされていて、現在上場しているのは約2300社で、ディズニーやコカ・コーラなど世界的な大企業ばかりです。米国では数年前から急成長しているUberなどもNYSEに上場しています。日本の企業もトヨタやソニーなどの大企業が上場しています。
ナスダック
そしてもう一つの市場がナスダック。よくニュースなどで聞きますが「ナスダックって何の略なの?」って思いますよね。ナスダックはNational Association of Securities Dealers Automated Quotationsの略です。長いので頭文字を取ってNASDAQ(ナスダック)と呼ばれています。こちらはNYSEに比べて新興企業向けの株式市場です。新興企業向けの市場としてはこちらも世界最大級です。米国が世界の経済を大きく動かしていることがよくわかりますね。
新興企業向けの市場なので、IT企業などこれから成長が期待させる企業が数多く上場しています。アップルやアマゾンやフェイスブックなど、おなじみのIT企業がたくさんあります。日本の企業では任天堂や日産自動車などの有名企業が上場しています。
米国の株式市場は大型企業や今話題になっているベンチャー企業などがたくさんあります。
こんな風に世界最大級の市場で大企業に投資できる(しかも1ドルから)のも、米国の株式投資の醍醐味ではないでしょうか。
次回は、どの株に投資するかを決めるうえで投資家が参照する株式指数についてお話したいと思います。
※株価時価総額って?
企業が発行する株価に発行済株式数をかけたもの。
時価総額が大きいという事はつまり、業績が良く将来の成長も期待できる企業であるということですね。
ですが株価は過大評価されることもあるため、絶対的な指標というものではありません。
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