こんにちは。
前回は米国株が取引きされている株式市場についてお話ししました。株を調べていると気になるのが株価や株価指数という言葉です。今回はその二つについてお話したいと思います。
株価ってなに?
どの株を購入するか決める上で重要になるのが「株価」ですよね。株価とは一株あたりの値段、つまり企業の価値を表す指標です。
「この企業は優良だ!」とみんなが思って株を買う
→株価(その企業の価値)が上がる⤴
「この企業は見込みがない!」とみんなが思って株を売る
→株価(その企業の価値)が下がる⤵
株価はその企業が投資家からどのような評価を受けているのかの指標になります。
株価指数って?
では「株価指数」とはなんなのでしょうか?
株価は一つの企業の価値ですが、株価指数は複数の企業の価値をまとめた指標です。
米国の代表的な株価指数には
・NYダウ
・ナスダック総合指数
・S&P500インデックス
などがあります。
ニュースなどでよく聞く言葉ですね。
株価指数にはそれぞれの算出方法や特徴があります。
◆NYダウ平均◆
NYダウ平均は正式には「ダウ工業株30種平均」と言って、ダウ・ジョーンズ社(米国の経済新聞のウォールストリート・ジャーナルを発行している会社)が選出した米国を代表する30銘柄で構成された株価指数です。ダウ平均を構成する30銘柄は定期的に見直され、常に米国の経済を代表する企業30社で構成されます。アップル、マイクロソフトなどIT産業やコカ・コーラ、マクドナルドなどの食品産業、エクソンモービルなどのエネルギー産業、などそれぞれの産業を代表する大企業が含まれています。他にも通信、医療、電子、化学、ネットワークなどさまざまな産業から構成されています。
株価指数の算出方法は構成銘柄の平均株価になっています。つまり30銘柄の株価の平均値ですね。そのため株価の高い銘柄の動きに大きく影響します。30銘柄と限られているので、個別銘柄の影響も受けやすい傾向にあります。
◆S&P500インデックス◆
S&P500インデックスは、米国で上場している大企業の500銘柄から構成されています。算出方法は構成銘柄の時価総額になっています。なので時価総額の大きな銘柄の動きに影響受ける傾向にあります。しかし500社から構成されているため、その分散性から米国の株式市場を表す指標として世界中の投資家が参照する指標になっています。
株価指数は景気がいいのか悪いのか判断する材料になるほか、個人投資家の人にとってはこれらの株価指数に連動するインデックスファンドなどに投資する際にも活用することができます。
ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500インデックスともに高値を更新し続けています。
またダウ平均の30銘柄の中から配当金の高い順にリストにした「Dogs of the Daw(ダウの犬)」を利用した「ダウの犬投資法」という投資方法もあります。
次回はこの投資方法についてお話したいと思います。
「NYダウやS&P500 ってどんな指標?」への1件のフィードバック