米国ETFのデメリットとは?

こんにちは。
本日は米国ETFにはどんなデメリットがあるのか、個別銘柄、特に配当貴族銘柄の株式投資と比べてお話していこうと思います。


1990年代前半に始まったETFの取引は、去年2019年の一年間では米国国内だけで2000以上の銘柄の取引がありました。世界全体だと約6,970銘柄です。この数年で、今まで主流だったアクティブ型の投資信託からETFなどのインデックス型の投資信託に大量に資金が流れ込んでいるそうです。ETFの投資はとにかく簡単でリスクも少ないことから、今もっとも注目される金融商品で、「金融商品では20世紀最大の発明」とまで言われています。

ただ、もちろんデメリットもあります。

割高株の購入とセクターの偏り

S&P500インデックスをベンチマークとしたインデックス型ファンドや米国ETFは、「時価総額加重平均型株価指数」という、時価総額の大きい大型株の比重が大きくなるように構成されています。つまり割高な株をより多く買うことになります

そして現在の時価総額が大きい企業は上位からアップル、サウジアラムコ、アマゾン、マイクロソフト、アルファベットとなっていて、サウジアラムコ以外がハイテクセクターになっています。昔はセクターがばらけていたそうですが、近年はハイテクセクターに偏っています。つまりハイテクセクターの株価が下がる景気局面でのリスクが高くなります。主に金利が上がるときなどは、この局面になる可能性が高いそうです。

とは言っても他のセクターに特化した米国ETFもあるので、自分の投資スタイルに合ったものを探す、もしくは分散投資すればリスクは減らせると思います。

弱気相場に弱い

インデックス運用の投資は指標となるベンチマークに連動するため、そのインデックスが右肩下がりになれば当然一緒に下がっていくことになります。もし自分が資産運用する期間の間に※弱気相場が続けば、損をし続けることになります。逆に強気相場が続けば市場平均と同等の利益を生み出し続けます。

過去にも何度も弱気相場はありましたし、1966年から82年までのダウ平均はほぼ横ばいでした。この期間は17年間もあります。もし自分が資産運用をする期間の30年間のうち17年間がこの時期に当てはまってしまうと、17年間予想していた利益が見込めないことになります。

弱気相場がいつ始まって、どれくらい続くかを予測することはかなり困難です。実際コロナショックの3月初めごろには、ほとんどの投資家が「長期の弱気相場が始まる!」といっていましたが、実際3月後半にはすでに回復に向かい、史上最短の弱気相場に終わりました。

なので、弱気相場が続いたとしてもその後の成長を考えれば米国市場への投資はやはりリスクが少ないと思います。それは運用期間がどれくらいかということに関わってくると思います。運用期間が短い人にとってはインデックス運用はリスクが高くなってしまいます。

もちろん弱気相場の場合、個別銘柄の投資も損失が生じます。ですが、個別銘柄、特に配当貴族銘柄の場合、弱気相場でも配当や増配を続けてくれます。そしてその配当金を弱気相場で再投資して、株価の下がった配当貴族銘柄をどんどん買い増す事ができます。そしてその後市場が強気相場になったときに、買いました分を含めた株価が一気に値上がり、またその株によって配当金もさらに増えます。なので配当貴族株への投資は弱気相場にも強いと言えると思います。

ETFでも弱気相場で買い増すことはもちろんできますが、代表的な「バンガードS&P500ETF(VOO)」などは、先ほども説明しましたが時価総額の高いものほど比重が大きくなるようにポートフォリオが組まれているので、弱気相場でも割高の株をより多く買うことになります。個別銘柄の場合は自分で選べるので割安の株をより多く買い増すことができます。

しかし、米国ETFの中には高配当銘柄のみで構成された商品も存在するので、インカムゲインを目的とした投資は米国ETFでも可能です。


米国ETFへの投資は本当に簡単で、安定して利益が見込める金融商品だと思います。
しかしもちろん完璧な金融商品ではありません。というかそんなものどこにもないですよね(笑)

簡単だからといって、しっかりとETFの中身を確認せずに購入するのは危険だと思います。投資の目的によって、どのETFを購入するのがベストなのかをしっかりと検討することをおすすめします。

※配当貴族銘柄
単に高配当な企業というだけではなく、長期にわたり毎年配当を増やしている企業。

※弱気相場
投資家のほとんどが相場の先行きを悲観する状況のこと。

次回は個別銘柄への株式投資についてお話したいと思います。




投稿者: Hiroko mama

カリフォルニアで夫と3人の息子と暮らしています。 早期リタイアのために米国株式投資で資産形成を始めました。 金融リテラシーを高めるために日々勉強中です。

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