こんにちは。
今回は、お金持ちになるために絶対に必要な「セルフコントロール能力(自己抑制能力)」についてお話したいと思います。
―目次ー
・お金持ちになるためにはセルフコントロール能力が必須
・幸福度を上げるお金の使い方
・子供を将来成功させたい親がするべきこと
・セルフコントロール能力を身につける5つの方法
お金もちが必ず持っている能力
「セルフコントロール」
セルフコントロール能力とは、誘惑や衝動に直面した際に、自己の意思で感情、思考、行動を抑制できる能力のことです。
お金持ちになるためには、このセルフコントロール能力が必須だと言われています。
セルフコントロール能力がない人というのは、
・給料が上がるとその分支出を増やしてしまう人
・浪費を我慢できずに貯蓄ができない人
などが当てはまります。
投資でもセルフコントロール能力はとても大切です。
セルフコントロール能力がない人は、次のような投資の失敗につながる行動をしてしまいます。
・株価が下がって狼狽売り(焦って売ってしまう事)してしまう
・値下がりした割安株は買わずに、値上がりして割高になっている人気株を買う
・目先の利益に目がくらんで、自分の本来の目的に合っていない投資に手を出す
このような行動は、どんどんお金持ちになることを遠ざけていってしまいます。
また、お金持ちの共通点には、
・認知能力(計算力や読解力などの知能)が高い
・親の教育レベルが高い
・セルフコントロール能力がある
という3つがあるそうです。
認知能力がいきなり天才的になることはほとんど不可能ですし、親の教育レベルも私たちに変えられることではないのでどうしようもありません。
しかし、「セルフコントロール能力」だけは、自分で鍛えることができます。
なので逆に言うと、セルフコントロール能力さえ身につければ誰でもお金持ちになれる可能性があるということです。

お金持ちになるための基本ステップはこの3つです。
この流れを習慣化すれば、誰でも必ずお金に困らない生活が手に入ります。
でもほとんどの人はこの途中で挫折してしまいます。
一つ目の「支出、浪費を減らす」がなかなかできなくて、貯蓄をするまでいかないということがよくあります。
「金持ち父さん、貧乏父さん」の著者のロバート・キヨサキさんも、
金持ちと中流以下の人を分ける鍵は、自己抑制能力にある。
これを習得することが一番難しい。
と言っています。
彼は著書の中で、セルフコントロール能力を高めるためには、「まず自分自身への支払いを済ませることが大切」だと言っています。
これは100年近く読まれている「バビロンの大富豪の教え」にも書かれています。
バビロンの大富豪の7つの教え
「まず自分自身への支払いを済ませること」とは、給料が入ったらまず資産を増やすための投資にお金を使うということです。
月末に余ったお金で貯蓄や投資をしようと思っていると、いつまでたってもお金は貯まりません。
まず、最初に自分自身への支払い、つまり貯蓄や投資をすることをしてみてください。
そして残りのお金で生活するという方法が最適です。
「先取り貯金」をするということですね。
そしてもう一つ大事なことは、お金のプレッシャーに負けないということです。
収入が少なくなっても、貯蓄や投資の資産を取り崩さずに、むしろ確実にここにお金をかけます。
なのでこの場合、それ以外の支出を減らすか、浪費を諦める必要があります。
最初はとても大変ですが、慣れると意外と普通になってきます。
将来働かなくても好きなことをして生活している自分と、生活保護を受けている自分を想像すれば、浪費することが無駄に感じられてきます。
もちろんすべての浪費を諦める必要もありません。
自分の中でしっかりと優先順位をつけて、上から順番に使っていけばいいと思います。
お金が足りなければ、優先順位の低いものを諦めるというだけです。
絶対にお金が貯まる!家計管理の4つのステップ
「貯めるマインド」を身に着ける4つの方法
浪費を減らすのが難しいという人は、浪費を避けるためのポイントを紹介します。
幸福度をあげるお金の使い方
「貯蓄や投資にお金を使ってひもじい生活をするのは嫌!」と言う人も多いと思います。
しかし、お金の使い方次第で、少ないお金で満足な生活を送ることは十分にできます。
逆に言うと、いくらお金があっても使い方を間違うと、いつまで経っても幸福感は得られません。
「モノ」ではなく「体験」や「時間」に使う
物欲は誰にでもありますし、欲しいものを買うと気分も上がりますが、これは満足感を得るよりも快感を得ることに近いので、この幸福感は長くは続きません。
時間が経てばまた別の新しいものが欲しくなるだけで、エンドレスに続きます。
買い物依存症になる人がいるのはこのためです。
では何にお金を使えば幸福感が持続するのでしょうか。
「モノ」ではなく、「体験」や「時間」に使うことがおすすめです。
◆「モノ」・・・時間が経つと価値が下がる
買った瞬間が一番うれしくて、そのあとは幸福感が続かない。
◆「体験」「時間」・・・時間が経つと価値が上がる
楽しい体験や時間は、時間が経っても価値が下がらない。
嫌な思い出は薄れていくので、むしろ楽しい思い出だけが残ることも多くあります。
そして経験や時間から得たものは、その人自身の「資産」として残る場合もあります。
あまりお金のかからない「体験」や有意義な「時間」に少額のお金を使う様にすると、「モノ」を買うことをしなくても幸福感を長く感じられます。
お子様に対しても同じことがいえると思います。
いくら魅力的な新しいおもちゃを買っても、子供はすぐに飽きてしまいますよね?
でも一緒に過ごした時間や楽しい体験は、子供の中にずっと残り続けます。
お金をかけなくても、今あるもので一緒に遊んだり、公園に行ったりするだけで、子供にとっては十分価値のある体験や時間になります。
家庭の経済状況が子供の将来を左右する
最近の研究では、子供の将来の成功に大きな影響を与えるのは、家庭の経済環境にあるということがわかっています。
これはスタンフォード大学行われた「マシュマロ実験」という有名な実験からわかったことです。

この実験は「子供の自制心」と「将来の成功」がどのように関係しているかを調べるために1960年代と2018年に行われました。
【実験内容】
4歳の子供の前に1個のマシュマロを置き、
「15分間食べるのを我慢できたら、もう1個あげるね。もし食べてしまったら2つ目はなしだよ。」と言って試験官が部屋を出ます。
この実験では、3分の1の子供が我慢して2つ目のマシュマロを食べることができたそうです。
【結果(18年後)】
マシュマロを食べなかった子どもは、食べてしまった子供よりも以下の社会的な成功を収めていたそうです。
・学業の成績
・収入
・社会的ステータス
この結果、今目の前の「欲」を我慢できる自制心のある子どもは、将来「より大きな成功」を手にできることがわかっています。
そしてこの実験には続きがあります。
それは2018年に再実験が行われてわかったことで、マシュマロを我慢できる子どもは、その子自身の自制心だけではなく、社会的・経済的な背景の影響が大きいということです。
なぜなら、貧困の家の子供たちは、「我慢をしたら〇〇をあげるね」と言われる経験が少なく、逆に裕福な家の子供は、親に余裕があることを理解していて、今すぐにもらえなくても後で必ずもらえるとわかっているので、我慢して喜びを先延ばしにすることができるということがわかったそうです。
つまり、子供の将来には自制心だけではなく、家庭の経済環境も大きく影響しているということです。
親がセルフコントロール能力がなく裕福でない場合は、子供も経済的な成功から遠ざかってしまう可能性があります。
子供に将来、経済的に成功してほしいと思う親御さんは、まず自分たちの経済状況を豊かにする必要があるということがこの結果からわかります。
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セルフコントロールを高める方法
セルフコントロール能力を高める方法を5つ紹介していきます。
まずセルフコントロール能力が低い人は次のようなことが当てはまります。
・継続できない・・・ダイエットや、貯蓄、運動などの習慣
・目先の欲に勝てない・・・浪費癖のある人、勉強や仕事よりも娯楽を優先してしまう
・行動しない・・・わかっていても行動に移せない人
ほとんどの人がこのどれか一つ、もしくは全部に当てはまってしまうと思います。もちろん私も当てはまります。(笑)
既にセルフコントロール能力がある人は、貯蓄や投資などの行動を起こしていけばいいだけですが、ない人はまずセルフコントロール能力を鍛えることから始めましょう。
誰でもできる方法として、以下の5つのものがあります。
1,瞑想をする

瞑想をすることがやはり一番効果があるようです。
忙しくみえる成功者でも、意外とこれを毎日欠かさずしていたりします。
始めは一日5分でもいいそうです。
2,運動

瞑想の次に効果があるのが運動です。
健康になる上に、メンタルも鍛えられる運動はやっぱり欠かせないものですね。
私は運動を続けることが苦手なのですが、うれしいことに、この運動は週1回だけでも効果があるそうです。
3,自分のルールを決める

自分のルールを決めて、それに従うという習慣を身に着けることです。
「毎朝20分ヨガをする」「食事の前に必ず白湯を一杯飲む」など、自分が達成可能なルールにする必要があります。
すぐ物欲に負けてしまう人は、「欲しいものを買う時は必ず3日待つ」や「必ず誰かに相談してから買う」などのルールも、かなり効果が得られると思います。
4,感謝ノートをつける

2014年にノースイースタン大学が行った研究によると、感謝の気持ちをノートに書き出すと、セルフコントロール能力が高まって目先の誘惑に強くなるという結果が出たそうです。
これは週に1回、その週を振り返って、起こったことに対する感謝を書いていくことがいいそうです。
週に1回なら続けられそうですよね。
5,仲間をつくる

同じ目標を持った仲間と一緒に取り組むと、セルフコントロール能力が高まるそうです。
「ピア・プレッシャー(同調圧力)」と呼ばれる効果が働くことが関係しています。
「一緒にダイエットに取り組む」「一緒にたばこをやめる」「一緒に貯金を頑張る」といった同じ目標を持った仲間を見つけることが大切です。
自分だけではなく、周りの人のセルフコントロール能力も高めることができます。
まとめ
・お金持ちになるためには「セルフコントロール能力」を鍛える
・幸福度が上がるお金の使い方で支出、浪費を減らす
・親の経済状況が悪いと、子供のセルフコントロール能力を下げてしまう
・簡単な5つの方法でセルフコントロール能力を鍛えることができる
みなさんも、セルフコントロール能力を鍛えて、将来お金に困らない生活を手に入れましょう。
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こんにちは。hiroko mamaさんのブログが面白くて拝見させていただいております。素敵な生活をされていて憧れます。日本は英語・IT・お金の教育が遅れていると感じていて、私も素人ながらお金についてを勉強していきたいなぁと思っています。
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