2020年が最大のチャンス！米国クリーンエネルギーETF３選

こんにちは。

米国のETFにはさまざまなベンチマークに連動するものがあります。
ハイテクセクターを中心としたものや、高配当銘柄を集めたもの、生活必需品セクターのみを集めたものなど、投資家の目的に合わせてさまざまなものが取引きされています。

今回は、米国ETFの中でも2020年で最も注目されている「米国クリーンエネルギーETF」を３つご紹介したいと思います。

近年、「社会的責任投資」や「サスティナブル投資」が注目されています。
これらの投資は、社会・環境に配慮しながらポジティブな変化をもたらそうとするものです。
自分の利益だけではなく、地球環境や社会全体について考える投資方法です。

その中でもクリーンエネルギーへの投資は、社会責任投資として注目されているのと同時に、長期的な利益にもつながることが期待されています。

米国クリーンエネルギーETF

米国のクリーンエネルギーETFとは？

米国クリーンエネルギーETFは、主に太陽光、風力、水などのクリーンエネルギーに関与する企業の株式に投資することを目的とした上場投資信託です。

米国クリーンエネルギーETFは、再生可能なエネルギー源に関与する企業の株式で構成されるインデックスがベンチマークとなっています。

米国クリーンエネルギーETFに保有されている株の例には、
・Tesla （TSLA）電気自動車販売
・NextEra Energy （NEP）再生可能エネルギー発電
・Enphase Energy, Inc （ENPH） ソーラーパネル用の部品製造
などの企業が含まれます。

米国クリーンエネルギーの展望

2020年は、米国クリーンエネルギーETFに投資するのに、「歴史上最高の時期の1つになる」と言われています。
米国エネルギー省によると、クリーンエネルギー産業は数千億の経済活動を生み出しており、来年には急速な成長の可能性を秘めていると言われています。

以下のような理由により、クリーンエネルギー企業の株式は長期的に大幅な成長を遂げる可能性があります。
・クリーンエネルギー資源への関心の高まり
・石油価格の上昇
・クリーンエネルギーベンチマークを採用する州の増加

一部の米国クリーンエネルギーETFは2019年に二桁の上昇を見せ、第1四半期が終了すると、一部の価格上昇は40％を超えて急上昇しました。

ただし、株式市場の一部にフォーカスした投資では、価格が短期的に大幅に変動する可能性があるため、長期的な見通しで投資をすることが必要です。
過去10年間の米国クリーンエネルギーETFの年間平均収益率はさまざまで、安定しているわけではないからです。

クリーンエネルギー部門は比較的新しく、過去の収益が利益と損失の間で変動していることを考えると、この変動は今後数年間続くと予想されます。
なので、短期的な投資にはあまり向いていない投資対象と言えます。

米国クリーンエネルギーETF３選

米国クリーンエネルギーETFにもさまざまな種類があります。｜
同じクリーンエネルギー産業への投資でも、すべてが同じ銘柄を共有しているわけではありません。米国クリーンエネルギーETFにはそれぞれの特徴があります。

おすすめする米国クリーンエネルギーETFは、複数年の実績があり、運用資産残高（Assets under management：AUM）が高いETFです。
運用資産残高が2億ドル以上が、上位のクリーンエネルギーファンドの間では一般的です。

次の3つの米国クリーンエネルギーETFは、競合するファンドと比較してAUMが高いクリーンエネルギーETFであり、少なくとも12年の実績があるのでおすすめです。

iｼｪｱｰｽﾞ･ｸﾘｰﾝｴﾈﾙｷﾞｰETF（ICLN）

iｼｪｱｰｽﾞ･ｸﾘｰﾝｴﾈﾙｷﾞｰETF（ICLN）
ベンチマーク：S&Pグローバル・クリーンエネルギー株指数
設定日：2008年6月25日
経費率：0.46％
配当利回り：0.53％
トータルリターン：84.91％（1年）31.67％（3年）17.25％（5年）
運用資産残高：6億6,750万ドル

構成銘柄

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iｼｪｱｰｽﾞ･ｸﾘｰﾝｴﾈﾙｷﾞｰETF（ICLN）は、世界中の41のクリーンで再生可能なエネルギー銘柄で構成されています。
中でもエネルギー、工業、テクノロジー、公益事業の中型株を中心に構成されています。
トップホールディングスには、ENPH、SolarEdge Technologies, Inc （SEDG）、およびVestas Wind Systems（VWS）が含まれます。

ｲﾝﾍﾞｽｺ･ﾜｲﾙﾀﾞｰﾋﾙ･ｸﾘｰﾝ･ｴﾅｼﾞｰETF（PBW）

ｲﾝﾍﾞｽｺ･ﾜｲﾙﾀﾞｰﾋﾙ･ｸﾘｰﾝ･ｴﾅｼﾞｰETF（PBW）
ベンチマーク：WilderHill Clean Energy指数
設定日：2005年3月3日
経費率：0.70％
配当利回り：0.07％
トータルリターン：124.52％（1年）41.93％（3年）26.08％（5年）
運用資産残高：3億2,210万ドル

構成銘柄

ｲﾝﾍﾞｽｺ･ﾜｲﾙﾀﾞｰﾋﾙ･ｸﾘｰﾝ･ｴﾅｼﾞｰETF（PBW）には、クリーンエネルギーと保全に関与する39社の株式が含まれています。
特に、よりクリーンなエネルギー使用、二酸化炭素ゼロの再生可能エネルギー、および環境保全に向けた事業から利益を得る事業が中心です。四半期ごとにリバランスされます。
トップホールディングスには、ENPH、TSLA、およびNOVAが含まれます。

ﾌｧｰｽﾄﾄﾗｽﾄ・ﾅｽﾀﾞｯｸ・ｸﾘｰﾝｴｯｼﾞ・ｸﾞﾘｰﾝｴﾈﾙｷﾞｰ・ｲﾝﾃﾞｯｸｽﾌｧﾝﾄﾞ（QCLN）

ﾌｧｰｽﾄﾄﾗｽﾄ･ﾅｽﾀﾞｯｸ･ｸﾘｰﾝ･ｴｯｼﾞ・ｸﾞﾘｰﾝｴﾈﾙｷﾞｰ・ｲﾝﾃﾞｯｸｽﾌｧﾝﾄﾞ（QCLN）
ベンチマーク：ナスダック・クリーン・エッジ米国リキッド・シリーズ・インデックス
設定日：2007年2月14日
経費率：0.60％
配当利回り：0.15％
トータルリターン：119.41％（1年）35.66％（3年）27.13％（5年）
運用資産残高：2億2850万ドル

構成銘柄

クリーンエネルギーセクターに関与する米国とカナダの企業で構成されています。
トップホールディングスには、TSLA、ENPH、Brookfield Renewable Partners（BEP）が含まれます。

株価チャート

3銘柄の過去5年間の株価推移です。
コロナショック後に急成長していることがわかります。
米国S＆P500インデックスをベンチマークとしている、緑色の「バンガードS＆P500ETF（VOO）バンガードS＆P500ETF（VOO）徹底解説」と比べても、大幅に良いパフォーマンスをしていることがわかります。

クリーンエネルギーセクターへの投資の注意点

米国クリーンエネルギーETFは、幅広い分散投資の一部として、ポートフォリオに組み入れることができます。
ただし、限られたセクターへの集中投資を防ぐために、ポートフォリオ全体の5％以下にすることをおすすめします。
クリーンエネルギー部門には明るい未来があるかもしれませんが、この業界は従来のエネルギーと比較するとまだ新しく、不確かな部分もあります。
このため、市場リスクと価格のボラティリティは、幅広い市場に連動するインデックスよりも高くなる可能性があります。
あくまでもポートフォリオの一部の、長期分散投資として投資することがおすすめです。

米国クリーンエネルギー投資のまとめ

・社会的責任投資やサスティナブル投資をしたい人に適している。
・長期的には成長が期待できるセクターなので、長期投資家に向いている。
・まだ比較的新しいセクターなので、短期投資や集中投資には向いていない。

◆おすすめ3選◆
・iｼｪｱｰｽﾞ･ｸﾘｰﾝｴﾈﾙｷﾞｰETF（ICLN）
・ｲﾝﾍﾞｽｺ･ﾜｲﾙﾀﾞｰﾋﾙ･ｸﾘｰﾝ･ｴﾅｼﾞｰETF（PBW）
・ﾌｧｰｽﾄﾄﾗｽﾄ･ﾅｽﾀﾞｯｸ･ｸﾘｰﾝ･ｴｯｼﾞ・ｸﾞﾘｰﾝｴﾈﾙｷﾞｰ・ｲﾝﾃﾞｯｸｽﾌｧﾝﾄﾞ（QCLN）

長期的な利益が期待できて社会貢献にもつながるクリーンエネルギーへの投資を、是非みなさんも検討してみてください。

こちらのブログも参考に：サスティナブルな地球を目指すESG投資！おすすめの9銘柄

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2020年が最大のチャンス！米国クリーンエネルギーETF３選