6歳までにお金の教育を始めるべき理由 【3歳からの実践編】

今回は、3歳から始める「お金の教育」の具体的な例をご紹介していきたいと思います。

ー目次ー

・「お金の教育」とは
・「お金の教育」はお手伝いから始まる!
・貯金箱は3つ必要!

「お金の教育」とは

「お金の教育」は子供の人生に「安心」と「自由」を与えてくれる大事な教育の一つです。

もし子供が「youtuberになりたい!」「ミュージシャンになりたい!」と言ったら親はどう考えるでしょうか?

「子供が本当にやりたいことを応援してあげたい」と思う反面、「安定した収入を稼げるのかな?」と不安に思って、全力では応援できない親がほとんどだと思います。

でももし子供がすでに資産を築いている、もしくは資産を築く方法を理解していれば、「やりたいことを思いきりやってみなさい!」と心から言えると思います。

この通り、親は「子供がやりたいことができる自由な人生」を手に入れてほしいという気持ちと、「安定した生活を送ってほしい」という両方の気持ちを持っていますよね。
それは子供に幸せになってほしいと思う気持ちからきていると思います。

ではどうすれば「安定した生活」と「やりたいことができる人生」の両方を手に入れることができるのでしょうか。

それは「資本収入」を持つことです。
株式投資や不動産収入などの、自分の時間を使わずに「お金がお金を生む仕組み」を自分で作り出す必要があります。
「複利の魔法」とはお金がお金を生む仕組み

自分の時間や労働力を使わずに「資本収入」によって得られる経済的な「安心」が、やりたいことや、やりがいのあることに自分の人生をささげられる「自由」を作ってくれます。

「安心」と「自由」はどちらか一つだけしか手に入らないと思いこまずに、どちらも手に入れられることを子供たちに教えてあげましょう。

それが家庭でできる「お金の教育」です。

しかし具体的にどのように始めればいいのかわからない人も多いと思いますので、今回は私が実際に3歳の息子に行っている家庭での「お金の教育」を具体的に紹介していきたいと思います。

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「お金の教育」はお手伝いから始まる!

お金の教育は6歳までに始めるべき

3歳くらいから、「お金の教育」を始めることをおすすめします。

理由は、3歳は数などの概念を理解し始める年齢であること、そして何よりお金の価値観は6歳までに固まると言われているからです。
「お金の教育なんて小学生くらいからでいいわ。」と思っている人も多いかもしれませんが、そのころには子供の中でお金に対する概念はすでに固まってしまっている状態になり、教えるのが大変になります。
なので、できれば小学校に上がる前に始めることが良いと思います。

まず試してほしいことが、大きめの紙とクレヨンや色ペンを子供に渡して、「お金の絵を描いてみて」と言って描いてもらってください。

子供の絵というのは、その子の頭の中がそのまま表れます。
「お金の絵を描いて」と言われて、クレジットカードの絵を描く子もいれば、小銭を描く子もいますし、お父さんやお母さんが働いている絵を描く子もいると思います。

ちなみに私の3歳の息子は「お金は丸いよね」と言いながら、このような絵を描きました。彼の中でのお金のイメージはコインなのだと思います。

子供に絵を描かせることで、子供が今現在お金に対してどんなイメージを持っているのかを知ることができます。
年齢が上がるにつれて、どんどんお金のイメージも変わっていくと思いますので、ときどき子供に描いてもらって、その子のお金に対するイメージがどんな風に変わっていくのかを見るのも面白いと思います。

お手伝いをはじめてみましょう!

おもちゃのお金を使ってお家でお買い物ごっこをする事もできますが、3歳を過ぎたら、お手伝いをさせて実際にお小遣いをあげて、どんどん実践させることがおすすめです。

我が家では以下のようなお手伝いを3歳の息子にさせています。
・家の前の落ち葉の掃除(週末の朝)
・ベットメイキング(毎朝)
・部屋のカーテンを開ける(毎朝)


はじめのうちは、わかりやすいシンプルなものが良いと思います。
複雑なお手伝いにしてしまうと、子供がうまくできずに達成感を感じられなくなってしまいます。

そしてお手伝いで大切なのは、しっかりと最後までやらせることです。
やらせるからにはきちんとやり方を教えて、最後までできた時にだけお小遣いをあげましょう。
途中で投げ出した場合にお小遣いをあげてしまっては意味がありません。

お小遣いをあげるためのお手伝い選びは、少し工夫も必要かもしれません。
というのも、子供が本来持っているモチベーションや興味をなくしてしまう場合もあるからです。
私の息子はとにかくお料理が好きで、学校から帰ると必ずキッチンでお手伝いをしてくれています。
なのでキッチンでするお料理や洗い物のお手伝いに対してお小遣いはあげないでおこうと思いました。料理や洗い物にお小遣いをあげてしまうと、彼が本来持っているお料理に対する興味がなくなってしまうかもしれないからです。

なので、今既に子どもがしているお手伝いに対してお小遣いをあげるよりも、やっていなかったことを新しいお手伝いとして決めて、お小遣いをあげることが良いと思います。
お小遣いのためのお手伝いを何にするかは家庭や子供の年齢によってさまざまですが、
・まだ挑戦したことのないこと
・子供にできるようになってほしい
こと

のどちらかが良いと思います。

私がお手伝いとして、毎朝息子にカーテンを開けてベットメイキングをさせようと考えたのは、息子が朝起きるのが苦手で、彼を起こす作業が毎朝面倒だったからです。(笑)
なので、起きた時に何か彼にとってご褒美につながるルーティンを入れて、自分で起きられるようにさせよう!と思ってこれにしました。

はじめのうちはお手伝いの種類が多いと混乱するので、2個か3個くらいが良いと思います。
子供の様子を見て少しづつ増やしていってみてください。

お手伝い表を作ろう!

お手伝いが決まったら、「お手伝い表」を作ってみましょう
子供は視覚によって、より理解しやすくなります。

表を作ったら、お手伝いが終わるごとにシールやスタンプを押してあげましょう。
子供に達成感が生まれ、責任感を育てることにもつながります。

シールやスタンプが貯まったら、その分をお金にして子供に支払いましょう。

お手伝い表は、自分で作ってももちろんいいですが、忙しくて時間がない親御さんには、無料のテンプレートを使うことがおすすめです。

私も「ぷりんときっず」のお手伝いシートを使用しています。
ぷりんときっず
こちらのサイトは他にもかわいい学習プリントがたくさんあり、無料でダウンロードできるのでおすすめです。

ラミネートすると、シールを貼ったりはがしたりして何回も使えるのでおすすめです。

「カーテンをあける」お手伝いの場合、シールが5個貯まったら25セントコインを一つあげています。
落ち葉拾いは、一回ごとに25セントコインが一つ、というように、お手伝いによってあげる金額も変えています。
息子はまだ文字は読めないので、「お手伝いシート」の裏にはお手伝いのイラストも入れています。

貯金箱は3つ必要

貯金箱は、子供がわかりやすいように透明なプラスチックの容器を使うことがおすすめです。
この時、貯金箱は3つ用意してください。
一つずつにラベルを貼ってあげましょう。
・Spending 支出
・Saving 貯蓄
・Giving 寄付

貯金箱を3つ用意するのは、子供に支出以外のお金の概念を教えるためです。

すぐ使うお金以外に、少し先の楽しみのためにお金を貯めること、人に寄付すること、この2つも一緒に教えていく必要があります。

とは言っても3歳の子供に支出、貯蓄、寄付を言葉で伝えるのは難しいですよね。

寄付については、世の中には困っている人がいて、その人達に何かできることをしてあげようねと教えてあげるといいと思います。
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ある程度のお金が貯まったら、子供と一緒にどこかに寄付をしにいきましょう。
募金箱に入れるなどでもいいと思います。
必ず子供自身に寄付させてあげてください。

あとは、目的をプリントした紙を一緒に入れてあげるのがおすすめです。
貯金箱に透明な入れ物を使う必要があるのもこのためです。

この方法だと視覚で理解できるようになります。

例えば我が家の場合、
支出・・・お菓子など
・貯蓄・・・家族で動物園
 と言う感じです。

我が家の場合、OC Zoo Irvine Regional Parkという公園内にある動物園で、入場料が2ドルとかなり安い(もちろんその分限られた動物しかいませんが)場所があるので、ここを息子の貯蓄の目標にしています。

写真の裏に、何枚貯めれば目標達成なのか数字を書いてあげると子供にもわかりやすくなります。
お子様が自分で数えられる枚数にすることをおすすめします。

そして、実際にお出かけした時に、子供自身にお金を支払うようにさせてください。

できればこの時、貯金の目標をおもちゃなどの「モノ」よりも、「家族で出かけること」にすることがおすすめです。

なぜなら、お出かけした際に、「〇〇君が一生懸命お金を貯めたから、お出かけできたね。楽しかったよ、ありがとう。」と親が子供に言えるからです。
頑張ってお手伝いをしてお金を貯めたことで家族でお出かけをして、親に感謝される、これほど子供のモチベーションを上げることはないと思います。

今はコロナで限られた場所にしか行けませんが、「ショッピングセンターでアンパンマンの乗り物に乗る」など、いつもより少し特別になるような事なら、どんなことでもいいと思います。

まとめ

この一連の「お金の教育」で、子供に様々なことを与えてあげることができます。
・稼ぐ、貯める、使う、寄付するのお金に関する4つの概念が身に付く
・責任感が生まれる
・自己肯定感が高まる
・家族でのコミュニケーションが増える
・自信が身につく
・生産的なルーティンが身に付く

子供が豊かな人生を送るための7つの習慣と1時間ルール
・セルフコントロール能力が身に付く
子供が成功する鍵!セルフコントロール能力を高める8つのステップ

家庭での「お金の教育」に正解はありませんので、どんなことをしたらいいかを家族で話し合ってみてください。
我が家での「お金の教育」が参考になればうれしいです。
もしおすすめの方法があれば、コメント欄にお寄せください。

こちらのブログも参考に:
金融リテラシーを高めるお金の教育 保育園から中学生編
金融リテラシーを高めるお金の教育 ティーンエイジャー編
家庭でできるお金の教育【3歳から13歳編】
家庭でできるお金の教育 【13歳から18歳編】

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投稿者: Hiroko mama

カリフォルニアで夫と3人の息子と暮らしています。 早期リタイアのために米国株式投資で資産形成を始めました。 金融リテラシーを高めるために日々勉強中です。

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