個別銘柄はいらない!ETFだけで最強のポートフォリオを作る方法

今回は最も初心者が始めやすいETFを使った投資についてお話したいと思います。

2000年代初頭から大幅に流通し始めたETF(Exchange Traded Fund)は、現在も数と人気を伸ばし続けています。
ETFの登場によって、個人投資家は一気に投資へのリスクを下げることができるようになりました。ETFのような低コストの金融商品が提供されるようになったことは、投資家にとっては大きな意味を持っています。
しかし現在世界中で利用可能なETFは5,000種類以上あり、自分にとって最適なETFを選別することが大変な作業であることも事実です。

また、最近話題のFIRE(Financial Independence, Retire Early)と呼ばれる「早期リタイア」を実現するのに有効な「4%ルール」を活用するためにはインデックス投資をする必要があります。「早期リタイア」や「老後の資金作り」を目的としている人にとって、ETFを利用した長期投資は最適の方法です。
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なので今回はETFの基本を理解し、ETFを使ってポートフォリオを構築するためのポイントを紹介していきます。

ー目次ー

・ETFのメリット
・ETFでポートフォリオを作ろう
・オールETFポートフォリオに必要な3つの分散

ETFのメリット

ETFとは?

ETFは、様々な株価指数やセクターなどの幅広い銘柄や他の投資対象に投資ができる証券です。
ETFはインデックスを追随するため、効果的にパッシブ運用をするためのポートフォリオの構築に利用できます
ETFは比較的安価で、一部の投資信託よりも高い流動性と透明性があり、株式のようにいつでも取引が可能な金融商品でもあります。

ETFの適切な組み合わせを選択することで、長期的な目標に向けた最適なポートフォリオを構築することができます。
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ETFと投資信託の違い

ETFは個別の有価証券の集合体であり投資信託とよく似ていますが、2つの重要な違いがあります。

1. ETFは株式のように自由に取引できる

投資信託の取引は市場が閉まるまで行われないですが、ETFはいつでも取引可能です。

2. 費用は投資信託よりも低い傾向がある

ETFパッシブ運用なので経費率が下げられるため、アクティブ運用の多い投資信託より信託報酬が安くなる傾向があります。
経費率が低い米国のETF投資

アクティブに運用されているファンドは、一般的にインデックスのパフォーマンスを上回ることが少ないと言われています。
なので、ETFはアクティブに運用されている高コストの投資信託よりも、より良い選択肢となると考えられます。
また、ETFには2つの大きなメリットがあります。

ETFのメリット

1. 分散投資でリスクを減らせる

例えば、金融サービス・インデックスを対象としたETFを購入した場合、単一の金融銘柄ではなく、複数の金融株を所有することができます。
英語では投資や賭け事に対して古くから使われる言葉で  “Do not put all your eggs into one basket” という言葉があります。
直訳すると「一つのバスケットにすべての卵を入れてはいけない」という意味になります。一つのバスケットにすべての卵を入れてしまうと、もしバスケットを落としてしまった時に全部が割れてしまうからです。つまりこれは「一つのものにすべてをつぎ込むべきではない」という意味があります。
投資のリスクを下げるという事に関して、「分散投資」は不可欠な方法です。
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2. ボラディリティを防いでリスクを防げる

ETFは、ETF内の特定の銘柄が下落した場合に、(一定のポイントまでは)ボラティリティを防ぐことができます。
このように個別銘柄を保有する際のリスクを排除できることが、ETF投資家にとって最大の魅力となっています。
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3. 多様な投資対象に投資できる

ETFのもう一つの利点は、コモディティ、通貨、不動産などのさまざまな投資対象に投資することができるということです。

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ETFでポートフォリオを作ろう

ETFの選び方

自分のポートフォリオに最適なETFを選ぶには、考慮すべき要素がいくつかあります。

1. ETFの構成を見る

ETFを選ぶ際は「中身」、つまり構成銘柄をしっかりと確認することが大切です。
例えば、「水」に関連した銘柄で構成されているETFがいくつかあります。
しかしそれぞれの上位保有銘柄を分析してみると、異なるアプローチをとっていることがわかります。
あるETFが「水道関連銘柄」で構成されているのに対し、別のETFは「インフラ関連銘柄」を上位保有している場合があります。同じ「水」関連銘柄で構成されたETFでも、それぞれのETFが何を重視しているかによって、構成銘柄が違ってきます。そしてもちろん構成銘柄によって、リターンも大きく変わってきます。
ETFを選ぶ際は構成銘柄をしっかりと確認しましょう。

2. 類似したETFのパフォーマンスを比較する

過去のパフォーマンスは必ずしも将来のパフォーマンスを示すものではありませんが、類似したETFのパフォーマンスを比較することは重要です。
ETFの手数料は安いものが多いですが、経費率に大きな差があると、必要以上にコストがかかってしまう可能性があるので注意が必要です。

3. 運用資産残高が高いこと

運用資産残高が少ないETFは流動性が低いため、投資家にとってはあまり積極的に購入するべきではない投資対象です。
また、投資家は一日の平均出来高(当日を含まない最近の10営業日の出来高を平均した数値)にも注目する必要があります。出来高が少ない場合は流動性が低いことが多く、売買が難しくなります。

ETFポートフォリオの作り方

ステップ1: 配分を決める

配分を決める際にはまず以下のことを把握して決めていく必要があります。

・自分のポートフォリオの目的
リタイアメントや子供の大学授業料のための貯蓄など
・期待できるリターンとリスク
・期間
長ければ長いほど、より多くのリスクを取ることができます
・分配金の必要性
配当金が必要な場合、配当金が高い債券ETFや株式ETFを選ぶ必要がある
・税金と法律の状況
・個人的な状況

もし投資についての知識がある場合は、自分自身でこの作業ができますし、そうでない場合は、プロのファイナンシャルアドバイザーに相談することもできます。

次に、市場のリターンに関する以下の3つののデータを考慮してポートフォリオに入れるETFを検討してみてください。

1.株式は債券より多くの市場リスクがあるので、株式は一般に債券をアウトパフォームする
2.バリュー株は長期的には成長株をアウトパフォームする
3.小規模株は大規模株よりもリスクが高いため、長期的には大規模株を上回るパフォーマンスを発揮する


このデータを考慮すると、例えばリスク許容度の高い投資家の場合、ポートフォリオの大部分を「小型株でバリュー志向の株式」に割り当てることができることがわかります。
自分のリスク許容度を知ろう!

ポートフォリオのリターンの90%以上は、証券の選択やタイミングではなく資産配分によって決まるということを覚えておくことが大切です。
市場のタイミングを計ることは合理的な戦略ではないことが、研究によって継続的に示されています。
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ステップ2:購入する

ETFの優れた点は、投資したいセクターやインデックスごとにETFを選択できることです。利用可能なファンドを分析し、どのファンドが目標を最も達成する可能性があるとわかれば、あとはその戦略を実行していきましょう。

ETFや株式を売買によるリスクを下げるためには、一括購入は合理的な戦略ではありません。もちろんできるだけ安値で買うことが理想ですが、市場の変化は誰にも読めません。なので、ドルコスト平均法を使って定額で積み立て投資を続けることがおすすめです。
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ステップ3:チェックとリバランス

少なくとも年に一度は、ポートフォリオのパフォーマンスをチェックしましょう。
年末、もしくは年始に一度パフォーマンスをチェックすることが最適だと思います。
各ETFのパフォーマンスをベンチマークとなるインデックスと比較し、トラッキング・エラー(パッシブ運用の投資信託やETFのベンチマークからの乖離(かいり))が低いことを確認しましょう。
もしトラッキングエラーが高い場合は、より自分の目標を達成できそうな投資を行うETFに変更する必要があるかもしれません。

チェックのあとは、ETFのリバランスを行いましょう。
オーバートレード(むやみに売買の回数を増やすこと)は避けましょう。
ほとんどのポートフォリオでは、四半期に1回または年に1回のリバランスが推奨されています。また、市場の変動に惑わされず、自分が最初に決めた資産配分に忠実にリバランスを行いましょう。

もちろん自分の状況の変化を考慮してポートフォリオをリバランスする必要がありますが、むやみに売買をするよりも長期的な視点を保つことが重要です。
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オールETFポートフォリオに必要な3つの分散

ETFのみでポートフォリオを構成する場合は、分散化を図ることが大切です。
例えば、以下の3つの分野に焦点を当てることを考慮してみてください。

1.セクターの分散

ETFには、金融やヘルスケアなどの特定のセクターに特化したETFがあります。
関連性のない異なるセクターのETFを選ぶことでリスクを減らすことができます。
例えば、バイオテクノロジーETFと医療機器ETFを選択しても、そのポートフォリオが多様化されているとは言えません。
どのセクターのETFを組み入れるかは、経済の見通しに基づいて決定する必要があります。
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2.地域分散

新興国市場から先進国市場まで、ETFはすべての地域に投資することが可能です。
中国などの単一国に投資するインデックスを対象とするETFもあれば、中南米などの地域全体に投資するインデックスを対象とするETFもあります。
セクターETFと同様に、経済状況を考慮して選ぶ必要があります。
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3.投資対象の分散

ETFには、コモディティに投資できるものもあります。
金や綿花、トウモロコシに至るまで、ETFやETN(Exchange-traded notes)を使って投資することが可能です。
しかし個々のコモディティに特化したETFは非常に変動しやすいため、幅広い商品を対象としたコモディティETFへの投資の方がおすすめです。
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以上がETFの基礎知識とETFを使ってポートフォリオを作る際のポイントです。
是非参考にしてみてください。


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投稿者: Hiroko mama

カリフォルニアで夫と3人の息子と暮らしています。 早期リタイアのために米国株式投資で資産形成を始めました。 金融リテラシーを高めるために日々勉強中です。

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