こんにちは。
本日は株式投資の話をする際によく出てくる「利回り」や「配当利回り」についてお話したいと思います。
利回りってなんの比率?
株の話をすると、「利回りが良い」とか「利回りが〇%」とかよく聞きますよね。利回り(英語:Yield)とは、株式投資で得られたすべての利益の投資元本に対する割合です。株式投資による年間の利益というのは、キャピタルゲインとインカムゲインを両方合わせたものです。キャピタルゲインとは、売買差益の事で、つまり株を売ったり買ったりするときに出る利益の事です。売買差益で生じるものですから、キャピタルゲインはマイナスになる場合ももちろんあります。インカムゲインは配当金のことです。企業の利益から株主に配当されるものですので、マイナスになることはありませんが、業績の悪化から配当を減配されることはありますし、アマゾンやフェイスブックのようにもともと配当自体をしていない企業もあります。
利回りは次の式で算出します。
年間の利益(キャピタルゲイン+インカムゲイン)÷投資元本(購入時の株価×購入した株数)×100で、パーセンテージで算出します。
では配当利回りは?
配当金目的での投資を考えている人が最も気になる数字が配当利回り(英語:Dividend Yield)です。
配当利回りは
配当金÷投資元本×100で計算できます。
つまり100万円投資して年間で5万円の配当金を受け取った場合、この企業の配当利回りは5%ということになりますね。
初心者にとっては利回りとか配当利回りが〇%とか言われても高いのか低いのかいまいちよくわかりませんよね。。。
株式投資を長期で行う場合、5%~7%くらいの利回りを目指すのがリスクが少ないかと思います。米国株の中には配当利回りが20%を超える企業も多数ありますが、業績が悪化して株価が下落したために配当利回りが良く見えているだけの可能性が高いので要注意です。実際配当を何十年も連続でしている企業の配当利回りはだいたい2%~5%くらいです。
・株の変動が少ない
・業績が安定している
・配当利回りが高い
インカムゲインを目的とした投資をする場合、この3つの条件を満たす企業に投資するのが一番リスクが少ない投資法だと思います。この条件を満たす企業の株を買う場合、もともと業績が安定している大企業ということなので、株が暴騰するということはほとんどないため、キャピタルゲインによる利益は少ない場合が多いです。
次回は最近よく聞くETFについてお話したいと思います。